当院は開業して7年目に入りました。その間この天王洲にて働いている皆様の健康に微力ながら幅広く、真剣に向き合ってきたつもりです。もちろんこれからも精一杯頑張ります。
当院は「天王洲内科医院」です。「たむらクリニック」「天王洲内科・○○科」の様な医院名ではありません。つまり診させて頂く対象は一般内科全般(消化器・循環器・呼吸器・生活習慣病など)であり、あえて限定しておりません。当院は一般内科全般を幅広く診察する、皆様のかかりつけ医院である事、これが大前提になっています。
さて、わたしの個人的な話になりますが、わたしの祖父は四国の高知県で小さな病院を営んでいた消化器内科医でした。小さな四階建ての病院でしたが、白衣を着てる医師やテキパキと動く医療スタッフとかものすごくカッコよく見えて、憧れを持った事を覚えています
わたしの父は外科医でして、外科系のクリニックを浜松町で営んでおりました。オフィスビルの14階にあるクリニックで、ビシッとスーツ姿のサラリーマンの皆さんがたくさん受診されていて、テキパキと診療する父をみて憧れたのを覚えています。
何とか国家試験に合格した後、当然医師は医師でもどの方向に向かって進むのか、考えなくてはなりませんでした。わたしは学生の頃から内科医志望でした。やはり祖父や父の影響だったと思います。
実際東京医科歯科大学の第三内科に迎えて頂き修行を開始、当時終電は当たり前で泊まり込みはちょくちょくありましたが、本当に人間性の良い仲間と先輩方に恵まれ(お世辞全くの抜きで)、無事に修行生活を突破してこれました。
その後も周りの環境には本当に恵まれ、散々助けられて今日に至るわけですが、その間内科医としての色々な経験を幸いにもたくさん積ませていただきました。
例えば
消化器系の内視鏡検査に関しても一時期毎週、それこそ毎日のように懇切丁寧に教えて頂いたこともあり、数年のうちに上部消化管内視鏡に関してはある程度一通りできるまでにはなりました。
循環器系の心筋梗塞や狭心症などの検査治療である心臓カテーテルなどもある程度まで出来る技術は身につけました
救急医療の範疇では3次救急病院でヘリコプターに乗ったり、ドクターカーに乗ったりもしました。
良く考えるとそもそも自分の医師としての将来の方向性を定める中で
【自分が中心で医療をする】
【開業医になる】
というのがかなり早いうちからあったような気がします。一般的な医師の人生設計よりもその方向性の設定は早かったような気がします。
おそらく自分の中での「憧れの医師像というのは祖父であり父」であったのではないかと思います。
特に自分的には祖父や父を見て無意識のうちに「医師=開業医」みたいな認識があり、そもそもどこかでかなり早いうちから要は開業医になろうと考えていたと思います。
祖父や父は開業医になる前は元々は専門性はそれぞれありましたが、開業医として広く一般内科全般(消化器も循環器も呼吸器も)を診ていました。
その祖父や父に憧れていたわたしの中では【開業医は一般内科全般を広く診る】という考えが早いうちから染み付いていたのだと思います。
その考えは総合病院にて救命医療から検査、病棟業務など高次医療機関での医療活動をしている頃から実はあり、そのつもりで開業してからはできない様な胃カメラや心臓カテーテル検査や、救急医療などあえて色々経験させて頂いていたと思います。
いよいよ具体的に開業医を目指す様になってからは
「大規模で設備が整っている、入院などまで全て完結できるところでの医療」と、いわば「医療活動の最前線での基本的外来業務のみの医療」の違いを学ぶべく、また実際に「クリニックの医師の立場にならないと分からない事を開業前に経験する」という目的のために開業前に総合病院を退職し、実際に数年間にわたりいくつかのクリニックにてアルバイトではなく常勤医として朝晩働かさせて頂きました。中でもいくつかは勤務院長(俗に言う雇われ院長)としてクリニックの責任者をさせていただきました。
結果として個人的には高度な医療機関とクリニックとではかなりの違いを感じました。開業前にちょっと回り道をしましたが、大変良かったと思っております。
クリニックではやはり何しろ広い範囲での一般内科医療が必要で、ともすれば内科範囲外の経験も必要になります。患者さんが内科範疇と思って受診しても実際には違うこともあります
そのクリニック勤務の数年間にそれまでに総合病院・救急病院で経験させていただいてきた専門的な内科について、改めて広くさまざまな理由で受診される患者さんに活かすことが出来るよう整理し直して、クリニックにいらっしゃるたくさんの皆さんの診療に活かすことができるようになりました。
自院を開業して7年目に入りましたが、やはり今でも今までのほかのクリニックも含め広く経験させていただいてきた事を専門性に限らず一般内科全般へ広く対応させる事が出来ていると思っております。
これからも、いち内科医として微力ではありますが、今まで内科医院にて診療するために様々に広く経験を積んで来た「一般内科全般のプロ」として全力で医療活動に取り組んでいこうと真剣に考えております。
その志を込めているのが「天王洲内科医院」という名前です。「たむらクリニック」「天王洲内科・○○科」ではない所以です。
もちろん内科は奥深く幅広く、あえて内科を広く取り組もうとするのは大変ではありますが、コツコツと努力を続けていこうと強く思います。
天王洲内科医院は【一般内科全般(消化器・循環器・呼吸器・生活習慣病など)のプロ】として精一杯がんばります
これからもよろしくお願い致します。
当院は一般内科全般を広く診させて頂く内科医院です。
その中で、特に重要視してるのが「生活習慣病」です
一重に生活習慣病、と言っても糖尿病から高血圧、脂質異常症(高脂血症)など
生活習慣というからには正に生活習慣、食事や運動といった1日1日日々の生活が影響する病気です
そして、「生活習慣」と言っても積み重ねられれば「脳卒中や心筋梗塞」など決して軽くはない病気につながってしまう病気です
いい薬があるからと言え、それを使って検査値は改善されても病気としては「良くなった」だけであり「治った」わけではありません。薬を止めればすぐに戻るかもしれません。
当院では初めから「薬を出して数値が下がれば良し」とは考えません。もちろん薬を使わない、というわけではありません。
薬を使わざるを得なくとも、日常の生活習慣を色々きいて、一人一人に合った提案をして改善し、いずれは薬を使わない日が迎えられるように、二人三脚でサポートしていきたいのです
ですので時には一見馬鹿馬鹿しい様な話もするかもしれません。何度も同じようなことを聞くかもしれません。プライベートな話もするかもしれません。
でもこれも一重に「単に薬を出して、数値を良くしておしまい」ではなく「いつかは少しでも薬を使わず、日常生活だけで克服することを目指す」だからこその対応と思ってください
内科の分野、人間ドック(健診)の分野、生活習慣病の分野、抗加齢の分野・・・・
様々な専門的観点から長くお付き合い頂き、安全安心にいつの日か定期受診を卒業して頂く
当院はより広い観点から生活習慣病対策を考えています
生活習慣病対策はぜひおまかせください